「悟雀の部屋」の管理人・悟雀おじさんの着物や居合をはじめとする和(環)日記です。


by gojyaku

東北に思いを馳せて・・・ ありがとう・・・!

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落合の染の里二葉苑で春の「さくら咲く展」が開かれています。(3月22日~26日)
こんな時にイベント・・・こんな時にきもの・・・そんな声も聞こえてきそうですが、こんな時だからこそイベントは止めないで欲しい。
東日本大震災が起こった日、我が家の川崎に住む孫娘は泣きながら家に帰ったとか・・・。その後姉弟とも体調不良で学校を休んだそうです。川崎であの揺れを体験し、その後の報道を見続け、おそらくPTSD(心的外傷後ストレス障害)なのだと思います。
優しくて恐がりの中学生には耐えられなかったのでしょう。ひたすら大好きなジャニーズのDVDを見続けて元気になったとのこと。今日本中がPTSDに冒されているような気がします。
二葉苑に行き、「さくら柄手ぬぐい染色体験」をさせていただきました。真っ白な布に明るい春色のさくらを染めていくと、心が温かくなってきます。
そして、合わせて行われた「大野敬正 津軽三味線ライブ」を聴きました。つい先日までヨーロッパツアーを行い、向こうで地震のニュースを聴いたそうです。帰国するときにフランスの方から「何故今帰るんだ。危なくないのか?」と言われたとか・・・。帰国して最初のライブでした。最初の曲は「十三(とさ)の砂山」。歌詞は『十三の砂山ナーヤーエ 米ならよかろナ 西の弁財衆にゃエ ただ積ましょ ただ積ましょ』【十三の砂山の砂が米ならいいのに、西の弁財船(北前船の前に日本海を渡っていた船)の船乗りにただで積ませてやりましょう】
津軽五所川原の盆踊り歌です。室町時代までこの地には十三湊という都市が繁栄していました。興国元年(1340年)八月の大津波に襲われた十三湊は壊滅。死者十万人余と伝えられています。その津波の被害にあった人たちを悼んで歌い継がれ踊り継がれているのがこの曲です。
この哀愁を帯びた曲を聴き被災された方々に思いを馳せ、そしてその後に続いて演奏された力強い津軽三味線の音で力をもらいました。被災した方々を支援するためにも、みんな頑張れ!そんな気持ちがひしひしと伝わってくる演奏でした。
地震があった後、このライブのキャンセルが続々とあったそうです。計画停電で帰る足が心配・・という方が多かったようです。それは仕方ないです。でも足を心配しなくていい私たちがキャンセルしないでよかった。演奏者と会場にいる人たちと、みんなが一つになってパワーをもらい合い、明日からいつもの生活をしっかり生きていく、それが東北への支援になり、日本復興の支援になるのだと思います。
すてきな演奏ありがとうございました。
(プロの演奏なので写真は遠慮・・・セットだけ撮りました。)
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by gojyaku | 2011-03-23 22:19 | 日記